4位:お腹から声を出せるようになりたい
お腹から声を出せば、声は太くなる?
お腹から声を出せは、ノドは痛くならない?
この「お腹から声を出す」という比喩的な表現に、戸惑ってしまう方も少なくありません。
実際に、声が生まれるのは「喉」です。
では「お腹から声を出す」とは、どういうことかと言いますと「お腹を使って、送り出す息をコントロールしながら声を出している」という状態のことを指します。
◆腹筋は、鍛えなければいけないの?
歌うときに、安定した息を送り出すために確かに腹筋(横隔膜)を使います。
しかし、息を送り出すという作業は、日常的に考えて、そんなに難しいことではありません。
腹筋は「鍛える」よりも「使い方を知る」と考えて頂くとシンプルです。
使い方を知れば、歌いながら、その筋肉を自然と使えるようになっていきます。
ボイストレーニングを行うときに
「まず腹筋を鍛える」という選択はしなくても大丈夫です。
歌うとき、息が足りなくなる原因は、肺活量や腹筋力がないからではありません。
息の出口(=声帯)を上手く調整することが、安定した息を送り出すポイントになります!