「高い声を出したい」
歌やボイトレを習い始めるのであれば、少しでも高い声を出したいと思うのは、当然の事です。
ここ最近の曲は、特に、高い音が沢山でてきますので、keyを下げないで、オリジナルkeyで歌いたい!って、思いますよね。(keyを下げて歌うことは、決して悪い事ではないのですが、高い音が出せるようになりたい、という気持ちもよく分かります。)
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20代、女性の生徒さんで、どうしても、曲の中で、ある高音部分だけ声がでなくて、とても悔しい気持ちを持ったのがきっかけで、レッスンを開始された方がいました。
普段から、そんなに歌う機会も多くなく、カラオケにも仕事での付き合い程度でしか、行かないような方でしたので、そんな高い声をだす機会自体、まず少ないという状況でした。
何度歌っても、やっぱり、サビの一部分だけ出ない。
のどを締めつけてしまい、声が細くなって、裏返ってしまったり、、という状態。
ピアノを使って、発声をしながら音をチェックしていくと、「その出ない高音の、ひとつ下の音」までは出るけど、その高音は、やはり出ない。
たった、一音なのですが、その音にたどり着くのが、近いようで遠く感じる・・。
生徒さんに「発声法を間違えてしまうと、どれだけ練習しても、音域は広がらない。」という事を正面から伝え、「力まかせに声を出すのをやめて、正しい声帯(楽器)の使い方をトレーニングしていきましょう!」と、声をかけ、それから、日々のレッスンに励みました。
毎日、お忙しそうな方なので、自宅での練習方法もお伝えし、少しずつでもいいので、
練習をしてもらうように、声をかけていきました。
すると、、
ついに、その高音がでる日がやってきたのです!
いつも通り、歌っているだけなに、なぜか出る!理由は分からないけど、楽に出る。
その時の喜びは、見ているこちらもハッピーな気持ちにさせてくれました。(ありがとう!!)
それは、諦めずに、日々の練習をしたから、出るようになったのです。
たった一音、されど一音。
音域が伸びた喜び。
好きな曲を歌えた喜び。
自分自身の歌に自信が持てた喜び。
高音が出た日のレッスン後の帰り際に見た、いままでにないくらい、嬉しそうな笑顔。
最高です。
これがあるから、
ボイストレーニングをやって良かったと思える、歌を歌っていて良かったと思える、のです。
仙台 ボイストレーナー KAN☆
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