今回は、歌の雰囲気を作れる人「パート②」です。パート①では、歌詞の内容から、そもそもどういう曲なのかを知ってから歌うと、その曲の雰囲気をつかみやすいことを、お伝えしました☆
パート②は、ずばり、「声の質感」がテーマです!
テレビで、ものまね選手権の番組を見たことがありますでしょうか。
ものまねが上手い人は、歌手の声質を、真似る技術を持っています。
基礎歌唱力があるのは当然ですが、「声の雰囲気」を真似できる人は、聞いている人にも歌が上手いと思われる、という傾向があります。
例えば、声の表現として、
「声の大小」「声のやわらかさ(硬さ)」「声の軽さ(重さ)」「声に含まれる息の量」「声の鋭さ」「声の深さ(響き)」などなど。
ぞれぞれの歌手の真似が得意な人は、感覚的に、歌声の雰囲気を作りだす事ができます。
「真似してるっぽいけど、やっぱり、なんか下手・・。」と思われる人は、声の作り方、出し方が
間違っている場合が多いです””
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実践練習をしてみましょう!
好きな曲の始めのワンフレーズを、徹底的に真似します。
ヘッドフォンで、しっかりと、歌声を聞いてみます。※「聞く&歌う」を何回も繰り返します。
・のどから、どれくらいの息が出ているでしょう。
・のどは、どれくらい閉じているでしょう。
・声の距離感は、どれくらい先にあるように感じるでしょう。
・どういう気持ちで、歌い始めているのでしょうか。
・どれくらいの空間規模(広さ)で歌っている感じがするでしょうか。
そして、自分で歌った声を携帯アプリなどに録音して、聞いてみましょう!
いかがでしょうか?
少しは、近づけたでしょうか。
きっと、想像しているより・・なんか違う?! 結果になっていると思います。
そう、ほとんどの場合は、自分で想像しているより、何かが足りない、と感じる結果になります。
つまり、聞いている感覚と、歌手が歌っている感覚に、ギャップがあるんです。
想像以上に、歌手は、歌にエネルギーが込められていますし、声の作り方が上手いのです。
「声質を真似る」
簡単なようで、実は、基礎発声ができてないと、薄っぺらい、ものまねになってしまいます。
テクニック(技術)を生かすためには、フィジカル(のどの基礎運動)をしっかり整える
事が、とても大切なのです。
仙台ボイストレーナー KAN☆
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