歌の表現技術の一つに、「ボリュームコントロール(音量調整)」があります。
歌っていると、ついつい、一本調子な歌い方になってしまうという方は、ぜひ、今回のワンポイントを
実践してみてくださいね。とても、簡単ですから♪
歌の中で「盛り上がる部分」は、曲を聞いていると、だいたい分かると思います。歌手本人の声を聞くと、音量が上がっていく部分が、ありますよね。まさにそこです。
さて、今回は、曲全体ではなく、「ワンフレーズの中で」自然に抑揚をつけるコツをお伝えしましょう!!
例えば、出だしのワンフレーズに、ということです。
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まず、歌の前に、日常生活で声が大きくなる時、声が小さくなる時を考えます。(Thinking Time・・)
【声が大きくなる時】→距離の遠い人に声を届ける時
【声が小さくなる時】→距離の近い人に声を届ける時
※ほかにも、感情的になった時なども、声の音量の変化はあると思います。
これを、少し深く見ていきますと、、
遠くにいる人に声を届けるためには、低い声では、届きにくい。なので、声が大きくなると同時に、自然に音の高さもあがります。 と、いうことは!? はい、歌も同じです。
メロディーラインが上がったら、音量をアップし、
メロディーラインが下がってきたら、音量をダウンさせます。
(演歌など歌のジャンルによって、雰囲気が合わない場合もありますが。)
POPSであれば、ほぼ、この方法で、シックリきますよ!
曲を作っている立場からみても、盛り上げたい部分は、やっぱり音程をあげていきたいし、
落ち着きたい部分は、音程を低めにするのが自然な作り方だと思います。
ぜひ、自分の得意な曲で、練習してみてください。
今日もあなたにとって、よい歌が歌えますように。
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仙台ボイストレーナー KAN☆
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